ラグの選び方


ラグの特徴や役目

インテリアの中ではあまり主役にはならないのがラグですが、

買い替えたり、買い足したり、季節ごとにラグを交換したりと動きが早い商品で、その都度購入に迷うのがラグだと思います。

ラグ選びは慎重であるべきですが、それ程長期間使わない事を考えると思い切って購入できてしまうインテリアの一つです。

ラグがあるだけで、生活も豊かになると言っても過言では無いくらいに部屋で活躍するインテリアなのです。

以前、グラフィカルなラグは部屋にまとまりを持たせる記事を書きましたように、意外にもラグ一つで部屋に統一感がでるものなのです。

ラグが大き目で少し目立つ程度であれば更にまとまりを出してくれるのがラグです。

ラグの選び方で大切なことは色や柄にもありますが、それ以外の機能的な部分でも私たちに快適な空間を与えてくれているのです。
ラグを敷くだけで脚触りが良くなることはご周知のことですが、それ以外にも生地を一枚挟むだけにもかかわらず、防音効果があるのです。

防音効果付きのラグマットもありますが、特にそういった加工がなくてもラグのくらいの厚みの生地を敷くことで足音程度でしたら、ほぼ感じなくなります。
マンションにお住いの場合は、ラグがあるなしだけでも、下の階や周りの階へ音が響きにくくなり、ご近所の方々との騒音でのトラブルが軽減されます。

ラグ選びで大切なことは狭い範囲での用途である場合を除き、少し大きめのラグを置くことで防音効果が部屋に行き届きやすく歩き心地も良くなります。

また、静電気などでホコリを集めやすい性質も持ち合わせていますので、部屋にチリが舞うようなことが軽減されやすくなります。

その代わりにラグ自体が汚れてしまいますので、出来る限り洗えるタイプのラグを選ぶのが間違いがないでしょう。

ラグの寿命の項目でも書きましたように高価なラグの寿命は手入れさえ良ければ10年前後も持ちます。季節ごとのラグがあればより傷みが遅くなり、

便利に長持ちします。

ラグを洗うのに手洗いの場合はお風呂場が適していますが、ラグの生地に厚みがあり、化繊ではなく天然繊維のときは非常に重くなりますので、

しっかりと場所の確保と、乾かす場所までの経路を確保してください。(やってみると大変ですが、作業は簡単です)

ラグに付いてあまり詳しくない方もご一緒に勉強できれば何よりです。

ラグ=カーペットを細分化した呼称であると認識して頂ければ間違いがないと思います。

ラグサイズの選び方

ラグには一畳サイズと呼ばれる小さなラグから一般的に約190cm×240cmの3畳サイズと呼ばれるラグがあります。

例えば8畳の部屋に3畳サイズのラグを置けば見栄えもして部屋全体に敷き詰めたようになりますが、家具などを置く場合大きすぎて使いにくいサイズになりがちです。

約190cm×240cmのラグを使うのなら15畳程度のお部屋で長方形又は正方形に近い形のリビングルームにに合うでしょう。

一般的なお部屋サイズと思われる8畳-10畳のお部屋で考えますとソファがあり、その前にラグがあり、その上にコーヒーテーブル(リビングテーブル)があるようなお部屋を想像します。

ローテーブルが容易に置けることが前提になりますので、少なくとも140cm×190cm程度のサイズがあり、その奥に収納家具やTVボードなどがあるような形が一般的でしょう。

ローテーブルが大きかたったり190cm×190cmお子様が遊ぶスペースが必要な場合は使い勝手の良いサイズ感となります。

ラグを選ぶ上で、サイズは大切な要素の一つになります。

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ダイニングルームでのラグの選び方は、ダイニングテーブルよりも一回り大きなサイズ(具体的に言いますと約50cm程度大きなサイズを選べば間違いが少ないです)
(140×80のダイニングテーブルの場合)190×130以上あればダイニングテーブルの下に敷いて問題のないサイズになります。

ラグの設置場所

ラグの設置場所は色々な部屋で使え、それぞれの役目や適した素材にも違いがあります。ラグの役目の一つは直接床に足を触れなくても良いことに加え座り御心地や触り御心地が良いことで、リラックスできる時間を作りやすいことが挙げられると思います。

家の中でリラックスできる場所の一つにリビングルームが挙げられますが、そこでの使用方法やサイズ感は至って簡単なことです。

ペンでラフに書きましたので、少し雑で恥ずかしいですが、下の図のような使い方がリビングルームでのラグの使い方では主流の一つであるり、先にも述べましたようにリビングに置くテーブルサイズとお子様がいらっしゃるかどうか?が一つの大きなポイントになります。

NOTICA

リビングルームのソファの下にまで敷くならば190×240cmサイズが便利になるでしょう。

リビングでラグに座って数人同時に遊ぶようなことがある場合は正方形190×190cm程度のサイズ感が丁度よいくらいのサイズになります。実質使えるスペースが12畳までのリビングルームでしたら、これ位のサイズが丁度良いでしょう。
リビングルームとダイニングルームなどの境界があまり目立たないようなお部屋でしたら、ラグを使うことで部屋に区切りをつける考え方もラグの選び方としましては正しい選び方になります。

NOTICA

ダイニングルームのラグは多くはダイニングテーブルの下敷かれることが多いです。ラグにとってはあまり良い環境とは言えません。メインに食事をする場所のラグは凄く汚れやすく、手入れが大変です。
敷いてあれば脚触りも良くダイニングルームの雰囲気を大きく変えるため清潔に保つ手入れができる方にはオススメです。ダイニングテーブルの下に敷くなら天然繊維よりも化学繊維で洗いやすい素材で出来ているラグがダイニングルームに合っているラグとなります。更に防菌や防虫処理がされていれば心強いです。

また、ダイニングルームのラグの買い替えは早いペースでの買い替えで清潔感を保つことができ、雰囲気も変わり新鮮な気分で食事をすることができます。
家族で外食を二回程度すれば購入できるような価格帯のラグが主流ですので、それくらいライトに考えてもいいのかもしれません。

柄は部屋の雰囲気や好みに合わせるのが一番ですが、ストライプ柄のラグが広さを演出しますのでおススメの柄ではあります。

ラグの素材の選び方

季節によりラグの素材は使い分けることもありますが、概ね天然繊維かポリエステルやアクリルなどの化学繊維であるかというのが、選び方の大きな差になります。

それぞれの繊維には利点と欠点があります。

簡単な違いでいいますと通常は化学繊維の方が天然繊維よりも丈夫な場合が多いです。



つづく