家具インテリア用語辞典

主な家具専門用語や構造について記していきます。「用語集」

アカシア
家具でも最近注目されている樹木であり成長が早いという利点がある。亜種は非常に多く700種以上、木材の雰囲気はウォールナットにも似ていて雑貨、家具、床材にもされる。オーストラリアや中国、日本でも育つ低木である。木目はウォルナットより荒々しく素材感は抜群だが好みは分かれる。フローリングに使うのならウォールナットメインでインテリアを揃えると落ち着いた雰囲気が出やすい。

アクセントカラー
ベースカラーとは対照的な色を指す。アクセントカラー、アソートカラー、ベースカラーで成り立っていることが多い。アクセントカラーは使われる全体の面積比率が低く10%弱程度の色である。

アルダー
背丈の低い木で比較的柔らかい材質ではあるが、触り心地が肌に馴染みやすい材なので、子供用品によく使われる。積み木や学習デスクにもよく使われる材である。
デスクにもアルダー材はよく使われている。問題はないが、ナラ材やウォールナット材の方がより安心である。

アール

曲線や丸みのこと。

エンボス加工

機械などで故意に表面に凹凸を付けることが多い。凹凸がパターン化されないような工夫が施されていることもある。

エイジング加工

主に家具を形成した後に何十年~何百年と経過したかのように塗装などで表現する加工を指す。近年非常に多い加工法であるが、手作業でうまく加工するのが一番レトロ感が出て価値がある。

イタリアンテースト

一言で表すのは難しいが、豪華な装飾が施されている場合が多い。アクタスでもイタリアンテイストを採用した家具もある。

インダストリアルテイスト

2015年-16年頃から静かに流行っているテイストである。北欧インダストリアルテイストがメインではあるがアメリカンインダストリアルなど色々なテイストがある。工業製品らしい作りのインテリアの総称である。

インテリア
エクステリアの逆の意味で、室内の装飾や照明、雑貨などを指す。意味合いは広いが家の中でのみ使う物の事の総称である。

インテリアショップ
家具屋さんよりは照明、装飾を施された家具が置いてある店を指す。室内を快適に過ごせる環境にするものをメインに販売されている。また、店毎に特色や個性があるのでインテリアショップを巡るだけでも楽しい。

板目

天然木が好きな人に多いのが板目が好きな人です。木の導管がそのまま見えるので、不揃いで荒々しかったり、滑らかな曲線を描いていたりして機の表情が楽しめるが、それが欠点と思える木目もある場合もある。もちろんデザインや用途により柾目の大人しい程の木目がよい場合もある。

灌木(かんぼく)

背の低い木の総称。アルダーなどは家具や雑貨になる灌木で有名である。

背面仕上げ

背面仕上げとは、家具の裏面も何か仕上げがされていて、その家具を真ん中に置いて裏から見ても、それなりに見える仕上げが施されている事を指します。
ネットでは背面仕上げをしている場合は表記されています。(もしくは裏面の写真があります)
表面よりは材質などが数段落ちることはごく普通のことです。見える部分だけに良い素材を使う傾向が多分にあります。

ハンス・j・ウェグナー:デンマークのデザイナーである。Yチェアが余りにも有名。1965年にデザインされたPP701が生誕100周年を記念して数量限定で2014年に発売された。500種を越すチェアが有名だが、実際は色々なインテリアを手がけているペンダントライトもその一つである。

ボタニカル柄

植物を使った柄のことを指します。今はボタニカルシャンプーが大人気です。

ボタニカルカラー

天然の植物を使った色のこと。単色で混ざっていない色のこと。

突板:0.2-0.5mm程度に木をスライスしたものを指す。スライスの方法は煮沸後、製材したものを所定の厚みにスライスする方法又はかつらむきの要領でスライスしたものを合板などに貼り付けたもの。
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照明

生活をする中で必要な光の意。

スツール

イギリスが発祥とされる簡易な椅子のこと。

天然木

合成やフェイクではない木のことを指す。全ての木を意味する言葉である。ブログ内ではインテリアになりうる木の呼称でもある。

無垢

合板などではなく1種類の天然木でのみで出来ている一塊の材料を指す言葉である。木製品の中では一枚板の次に高級とされる。一般的には厚み1-5cm程度、8cm-15cm位の幅の無垢を接いで家具にする。しかし、5mm程度でも無垢ともいう事もあるので少し曖昧な定義である。突板のように1種類の天然木であっても紙のようにペラペラしていることはない。

観葉植物

葉の形や色を楽しめる植物。インテリアとしても多用される。木製品との相性が良い。

ダメージ加工

ヴィンテージ調やアンティーク調にするために故意に木材に傷を付けることをいう。傷を付けるには色々な小道具を使い針金や工具やサンドペーパーの他、機械を使う場合もある。
流行りの北欧系ヴィンテージ調の家具や北欧アンティーク調家具に施される工法である。エイジング加工と殆ど同意語である。

天板

チェストやテーブルや家具全般の上の面のことを意味する言葉。

トリム

カーテンの裾などを装飾するためのもの。

サイドボード
リビングルームやダイニングルームにある横長の家具のことを指す。収納力はやや低くディスプレイ棚としての役割を果たすもの。

プリント紙化粧合板

強化紙を合板に貼り付けたもの。強化紙にも軽く傷が付かないように塗装はする。

柾目

木の表情の1つで木目は大人しく綺麗に平行な並びである面のことを指す。板目とは同じ木であっても違う部分。

ミッドセンチュリー

センチュリー(100年)の真ん中の意であり、インテリアでは1950年前後指す。

モノトーン

黒・グレー・白のように単一色の濃淡で表現される色使いを指す。

北欧インテリア

スカンジナビア半島とデンマーク、アイスランドのインテリアを指すことが多い。シンプルで機能的なインテリアが多い。木の温かみを感じる作りが多いのも特徴。ブログ内では、その雰囲気のあるものにも使っている。

北欧
アイスランド・ノルウェー・スウェーデン・デンマーク・アイスランドの総称。国旗に特徴があり、北欧の国には全て+の向かって左側が長いマークが入っている。

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集成材
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細かくて短い無垢材を接着剤などでつなぎ合わせて、板状にしたもの。無垢の雰囲気が出ながらも安価になることが多い。時々、無垢材として売られている。また、そういうテイストを楽しむようなデザインもある。

リサ・ラーソン

スウェーデンの陶芸家であり、縦縞柄の猫、マイキーの生みの親でもある。動物をモチーフにしたキャラクターが多いのも特徴。日本でも2年ほど前からブレイク中。2014年より日本で展示会を行っている。

ビジードッグ

古材

主に家具の場合はウィスキーの樽やビール樽のことを指します。年代物が多く入手が難しい場合もある。特に北欧インテリアに使えるレベルの材料は少ない。

チェスト

基本的にはタンスの欧風テイストなものと考えて良い。ほぼタンスと同義語である。インテリアショップではあまりタンスとは言わずチェストと言う機会が多い。量販店では逆にタンスと呼ぶことが多い。イメージとしてはタンスよりも少し小ぶりなタンスがチェストだと考え方もある。

継脚
こたつによく使われている脚の種類である。高さの調節を容易にするために、昔から使われている工法である。脚下駄やコマなどともいう。取り外しができるため、ローテーブルとこたつの時期で使い分けができる。

木目

木が天然に有しているもであり、それにより木材の価値が決まる事もある。小さな木目よりも大きな渦を巻いているような木目の方が良いとされていることが多い。

糠目(ぬかめ)

木目の中でもあまり木目が綺麗でない木目を指す言葉である。滅多に使うことはないが知っていると家具屋さんも驚く可能性もあり。

ローボード

簡潔に言うとテレビ台のようなもの。ローボードにも色々な使い方があるので、必ずしもテレビを置く必要はないが背が低いため横幅のサイズが大きいため、購入時には置く場所の確保などの注意をしなくてはいけない。

北欧食器

主にアイスランドのiittalaやArabiaを指すことが多い。その他にもいろいろとデザイン性の高い食器メーカーが北欧にはある。

レトロ

古いという意味ではあるが、インテリアでは味わいがあり深みのある古さを指す言葉。どことなく懐かしい雰囲気のするデザインやインテリアのこと。

ケヤキ

磨くと光沢がでる日本で非常に流行った木材。木目はキレイで狂いも生じにくいため、臼や太鼓などにも使われていることがある。

端ばみ

あまり聞きなれない言葉かも知れないが、テーブルやチェストなどの天板に使われる工法の一つで反りを軽減して見栄えを良くする効果が見込める。木口を綺麗に見せることで商品の価値の高さを知ることができる。
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パーティクルボード

木を砕き細かくして乾燥させた後、熱プレスなどで形を整えたもの。木目や節もなく木材としての流れもないもの。高級家具には、まず使われない。

巾木除け
家の汚れを目立たなくするために殆どの家に巾木とよばれる部屋の一番下にある数cmの凹凸があり、家具を配置する際にピッタリと壁に家具を付けられないことが多々あります。
少し気が利く家具なら巾木除けと呼ばれる工夫がなされており、家具の上か下に家の凸を避けらるように作られていることがある。

ビンテージ

少なくとも今より20年以上昔に作られた物を指すが、言葉自体は曖昧。少なくとも四半世紀程度以上経ったものである認識でよい。(デザインだけをその頃に復元されている商品も多い)

ペーパーコード

ロープ状の紙で椅子の座面などに良く使われている。THE CHAIRやYチェアでも使われている座面であり、座り心地もよく張替もできるため好まれる座面の一つ。紙の割に丈夫で通常10年単位で張替を行うもの。紙の色は生成色のものが多く小物などにも使われる。

UV塗装

紫外線で硬化する樹脂を使う塗装。表面の皮膜が非常に硬くなりキズが付きにくい塗装である。光沢感が少しでるので、それを少し抑えれば高級感やナチュラル感も出る。まだ普及段階である。

ラタン

いわゆる籐の事を指す。ツル状になっているため、編み込んで形成することが多いものである。強度は高く粘りもある。

背面化粧合板

インターネットで家具を購入する際によく見かける単語です。結構、曖昧な表現でして、正しくはプリント化粧合板とかメラミン樹脂化粧合板などと表記します。
プリント化粧合板の場合は、いわゆる、強化紙と呼ばれる木目を印刷した紙が貼られていますが、余程粗悪なものでない限りはプリントだと気付かないことも多いでしょう。
見分け方は色々とありますが、紙ならでは特性を生かしている場合は分かりやすいものです。高級な強化紙になると凹凸まであり、天然木との差異があまり無いものもあります。
背面には安価な化粧合板を使う事が多いです。

コントラクト

インテリア業界では一番大きな仕事の一つであり、店舗の什器となるインテリア類全てを一任する事で大きな金額を得ることになる。
しかし、そのデザイン性で店舗経営がうまく行けば問題は少ないが、上手く行かなかったときのツケが回ってくることもあるので、
注意が必要な仕事である。

曲木

強い蒸気で熱して木を徐々に曲げていく作業。チェアの背もたれの部分の曲線部分を指すことが多い。作業には熟練の技が必要ではあるが、くり抜きよりは経済的で、ある意味面白いチェアを作ることが出来る。
大量生産を可能としてYチェアにも使われている手法。

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幕板

主にダイニングテーブルやローテーブルなどのテーブル類に使われ、あまり目立たない個所に使われる板でテーブルの補強材として使われている。基本脚と脚の間の天板側にある木の事。

オシャレな雑貨や家具があります!

千切り

無垢材を接ぐ方法の一つで、リボンの様な形▶◀(この様な形)の木で無垢材と無垢材をつなぐ方法である。千切りで繋ぐと千切り柄が目立ちますが、それをデザインにしてしまえば、その木製品(家具)の売りにもなる。

隅木

主にテーブルの角あたりに幕板と脚の形を保つため、四角の場合角4ケ所に木材を入れて四隅に三角の空洞を作り、その木材にボルト等をを差し込み脚にその金属のボルトをねじ込むことが多い。
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ほぞ

チェアやソファや木材での建築の組み方の工法の一つでほぞ接ぎと呼ばれるのが一般的です。ほぞというのは出ている部分(凸)でほぞ穴と呼ばれるの(凹)のような形をしていて、ほぞ穴にほぞを入れて強固な木材同士の結合を作り、木材が反りにくくなります。丈夫で反りにくいチェアや木製ソファができます。