自分に合った家具の選び方(ソファサイズ編)

家具を選ぶのに一番大事なことは、家具のサイズがその部屋や家族構成などに適しているかどうかという問題です。
テレビもPCも今は嵩張るものではありません。少々サイズが大きくても慣れれば、大丈夫というものも多いのも事実。

もちろん、家具も小型化や軽量化をしていますが、例えば3人家族用の家具であれば、その3人がくつろげるサイズになっているのが通常です。
家具の中でも分かりやすいのが、ソファ、チェアやテーブルになります。

例えば2Pソファの場合なら、最低でも2人がゆっくりできるスペースが確保されているはずで、サイズでいえば横幅135cm程度、奥行き70cm前後はあるのが一般的ではないかと思います。
クッション部分だけなら、もう少し小ぶりに出来ますが、多くのソファには肘掛と背もたれがあるタイプが主流。

肘掛がウッドの場合は、案外コンパクトになることもありますが、多く発売されているのは肘掛の部分がやわらかいタイプです。

ソファやチェアで一人がくつろげる幅は約58cm前後とされています。購入にあたっては、2Pソファの場合58cm×2=116cm+肘のある場合肘部分20cm-40cmはプラスされると考えて、
幅136cm-156cm程度の設置のためのスペースが必要となることを考慮しておくことが大切。




個人的には、2人が同時に、くつろぐのでしたら2Pソファより2.5Pソファ以上のソファサイズがお勧めです。

肘のないソファーというのも結構ありますが、肘が無い分、横になって寝られる仕様のものが多いようです。
この場合、日本人男性の平均身長程度である173cm前後の幅に設定されていることが多く、上記の計算で必要サイズを予測することはできませんので要注意。
ネットでの購入の場合は、通常サイズの表記がありますので、注文の事前に設置予定のスペースを計測して、十分な空間を確保できるかどうかを確認しておくことが出来ます。

しかし、家具屋さんで気に入って衝動的な購入となりますと、予定通りの場所に置けないなど、困った事になる可能性もあります。
奥行きを含め、必ず、事前にその部屋に合うサイズであるのかどうか、設置したい場所に置けるのかをしっかりと調べた後に購入してください。また、そのソファが変形する場合(ベッドのようになる場合)最大幅も含め知ることが大切です。

その他に、ネット通販等でよくある問題が梱包サイズです。
ソファの場合は最悪、開梱して家に入れるという方法もありますが、玄関までの経路にエレベーターや階段を必ず使う場合は、その経路もしっかりと調査してからの購入が安全です。マンションなどになりますと、玄関から入らず、吊上げという方法で窓からの搬入というのがありますが、これには数万円の別途費用が掛かる事が多いです。
sofa
折角気に入ったソファですから、事前に十分な情報を得て最終的な購入に踏み切ってください。

ソファは、昔は一年一万円と言われたものですが、家具の中では、寿命がそれ程長いものではありません。
多くの場合、使用によるクッション部分の傷み(へたり)が顕著になり、処分、買い替えとなります。
同じ箇所にいつも座らないなどの配慮で、幾分かは長持ちさせることが出来るでしょう。

また、脚のあるソファは脚部分の劣化にも気をつけましょう。使う頻度が高い程、傷むのは当然です。
もちろん、高級なソファや凄く気に入ったソファでしたら、修理で直せる場合もありますので、購入前に修理が出来るのかどうかも確認するのが良いでしょう。使い捨てだと割り切ったソファの場合は、梱包サイズと、本体サイズ及び設置スペースを、しっかりと把握しましょう。

ソファ自体を部屋に置けないことが最初の問題となりやすいので、
特に設置スペースにそのソファのサイズを模してセロテープなどで繋ぎ合わせた新聞紙や要らない紙類で、
そのサイズ感をしっかりと理解してソファーを配置するであろう場所を間違いなく確保することが重要となります。

クッション2個付随していて1万数千円で購入できるソファです。想像以上に厚みもあり、5段のリクライニング式ですので新生活や数年間使うには非常に適したソファです。
使い方や座る頻度により、数年以上持たせることも可能でしょう。




ソファーの配置に適している場所

ソファはリビングルームの主役にもなる家具です。その配置によって、リビングの印象を決めると言っても過言ではないでしょう。
もちろん、折角選んだお気に入りのソファーの下に敷くラグも慎重に選びたいところです。
ソファを置く場所は、商品が大きいだけに非常に難しいですが、可能であるならば部屋の中心を、私はオススメしたいです。
一番大きな理由としましては360°見渡すことが出来ること、また壁に遮られないことで、ソファの角度が限定されないことがあります。
中心にソファを置くことでその存在感は高まり、他のリビングインテリアとの兼ね合いに悩むかもしれませんが、それもまた、インテリア好きには楽しいものですね。

多くの方は、北欧テイストなら北欧系インテリアで揃えていたり、フレンチミッドセンチュリー*で揃えていたりとされていると思いますが、
もし、統一感を感じられない部屋になってしまった場合、ラグでまとまりを持たせるという方法もあります。大きな柄のグラフィカルなラグには、部屋をまとめてくれる効果があります。

もちろん、奇抜でなくてもGOODです。また、ラグの形によってもソファや空間の印象は変わりますので、
柔らかさを部屋に持たせたい場合は円形や楕円形を、逆にシャープなイメージを持たせたい場合は四角形などの角のある形をお勧めします。

一人でゆったりとリラックスできる場所として、また時には家族や仲の良い友人たちが集まり過ごす場所として、
穏やかで心の休まる空間を演出する為に、触り心地がよく清潔なクッションなども忘れずに用意して下さい。
時には寝れそうな白の3Pソファ
のようなものもデザイン性もあり良いものだと思います。
お気に入りのアイテムが、より居心地の良い空間を作り上げてくれることでしょう。