それぞれの持つ北欧らしさ

こんばんは。

「北欧らしさ」とは何なのでしょう。

北欧に限らず、世界のどの地域のどの国にも、その土地の風土や気候、歴史などによって培われた「らしさ」があり、それが建築やインテリアや服装などに強く反映されているものです。

日本には日本にしかない、言葉で説明したり言い表すことの難しい「日本らしさ」があるように、北欧には北欧の、その場所でしか育まれ得なかった文化や暮らし方がありそれらをすべてひっくるめて私たちは「北欧らしい」と表現しています。

私は仕事柄インテリアショップなどで家具を見たり、様々なカタログを見る機会が一般的な人よりは多い方だと思うのですが、形容詞として「北欧」という言葉が使われた製品を目にして、「ん?」と首を傾げてしまうことが、ままあります。そして、そんな時思うのです。「北欧的であるって、何だろう」と。

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イッタラやマリメッコといった非常に有名な名の知れたデザイナーの作品や、メーカーの製品である場合、それは疑問の余地なく「北欧テイスト」です。同じ理屈で言えば、IKEAで取り扱われている商品も全て「北欧」であることに間違いないと私は考えます。

ですが、ふと見かけた家具や雑貨に「北欧的」「北欧っぽい」と感じるとき、何がいったい「北欧」を感じさせるのか、考えると非常に奥深いなと思います。

色、形、素材感、伝統。

北欧に何を求めるのか。何に北欧を見るのか。
それぞれが、必ずしも同じ「北欧」を求めているわけではなく、同じものに「北欧」を感じるわけでもない。

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私の場合はやはり、日本とは大きく違った気候、冬の長い夜や夏の白夜、変動の激しい気温、その中で居心地よくあるための、人々の知恵が詰まった建物や生活の仕方、そしてやはり機能性、そういうものから「北欧」を感じますし、それらのことを「北欧」に求めていると思います。

「この青は北欧っぽいな」とか、逆に「北欧にこの素材はないな」とか。

いかにも「北欧」であることも好きですし、些細なことに「北欧」を見つけるのも楽しい。そんな風に思います。
確立され、完成していると感じる北欧インテリアも、ほんの少しだけ北欧テイストを取り入れたインテリアも。どちらも素敵です。

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自分にとっての北欧って、なんだかいい響きではないですか?

最後まで、ありがとうございます!




 

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