テーブルやチェストの価値を簡単に見抜く方法

こんばんは~

今日はさらっと行きます。

写真であっても、簡単に家具の良し悪しを見分ける方法があります。

それだけで100%分かるわけではないのですが、少なくともそのインテリアの、天然木の素材としての価値が分かり易い方法です。

もちろん、価値は一つや二つの尺度のみから決まるものではありませんが、材料(素材)の費用を抑えていることが見えてしまう時点で少し残念な気持ちになります。

もちろん、購入しやすい価格に抑えるために仕方のない場合もあるのだろうという逆の思いもありますが。

天板(てんばん)のある箇所に注目すると直ぐ判って頂けるのですが、

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この画像の天板は一枚の板から出来ていたので、所謂、一枚板に近いものです。一枚板は基本的には高価です。(実際このテーブルはやや小さいのですが20万円~25万程度はしたと記憶しています)幅40-50cm×縦約120cm程度のダイニングテーブルっぽいものです。

写真の木材自体は樺ですので、そこまで高級材というわけではありませんが、デザイン性も少しあり無垢材と無垢材とを繋ぎ合わせる所謂、「接ぐ」ことをしていなので高価になります。

天然木は突き板でも無垢であっても、殆どの家具の場合、接ぐことにより幅を広げています。もっと簡単に言いますと、割り箸を想像して頂きたいのですが割る前は2本が1本になっていて、筋になった部分(割れる部分)を考えなければ一枚の小さな板のように見えるでしょう。

その箸をもっともっと繋げていったとすれば一枚の本当の板になります。仮に割り箸1本5mmの幅としますと、天板幅を80cm位にするのに160本以上の割り箸が必要になると思います。割り箸ですので当然強度も弱く天板として役に立たないと思いますが、そういう風に木を繋ぎ合わせることを「接ぐ」(ハグ)といいます。(少し極端な例です。実際は強固に接ぎます)

その接いだ枚数が少ない程、そして同じ種類(例えばウォールナット)であるほど価値があると言えるテーブルになります。もちろん、デザインや構造などにより価値は違いますが、突板でも無垢でも接いだ枚数は購入時のポイントになり得る箇所になります。特に突き板より無垢の場合は接いだ枚数による価値が変わりやすいです。

年々幅の広く太い木が減っているので、接いであることは家具では当然のレベルです。(一枚板は除きます)

近年では接ぐ技術も上がり、板目(好みは分かれますが、整然としている柾目よりは板目のほうが木本来の導管などが見えて味があります)であっても枚数が分かり難いものもあります。柾目(木目が平行に均一に並んでいる箇所)なら尚更ですよね。
ナチュラルよりはブラウンの方が濃く着色されていることもあり、接いだ枚数の見分けが付き難い場合もあります。(色を濃くするということは、素材の粗を目立ちにくくする意味合いもあります)

 

チェスト(タンス)の天板やテーブルの脚でも接いでいなほうが価値が高いものが多いです。

もちろん、素材差やデザイン、生産国などによっても大きく差は出ますが、一つの指針にはなるでしょう。

それだけ贅沢に材料を使うのですから、良い商品が多いのも当然と言えば当然ですよね!

しかしながら、商品の価値は当たり前ですが私達購入者が決めるものですので、表面的見える素材的な価値だけで決まらないというのも一つの事実です。




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