こんにちは。

今日は私より、かなりの家具通の方から教わった話しを書いてみます。

色々な出会いで得れる話は時に面白く勉強になることも多くあります。自分が興味を持っているものなら尚更です。

さて、

北欧でYといえばYチェアですよね!ウェグナーが一般に普及させるためにデザインしたといわれていますが、

残念ながら、当時はそれほどは売れてはいなかったらしいです。ウェグナーの才能を知るカール・ハンセン&サン社のために1949年にザ・チェアを作り、1950年にYチェアを作ったそうです。

家具の発祥は主に中国か英国だったのでウェグナーも例に漏れず、中国の椅子からデザインのヒントを得て、何度もデザインをマイナーチェンジしながら

作ったものです。

英国は産業化しましたが、中国では一品物に近いようなものが多かったらしいです。

ウェグナーと言えば巨匠ではありますが、富や名声といった形での成功には数十年近く掛かったようです。

事実、Yチェアは当時それほどは売れていませんでした。量産タイプのため、背もたれの曲線は曲げ木と呼ばれるスチームを当てて、ゆっくり曲げていく工法を使うことでコストダウンを図ったそうです。

その頃の高級なチェアは削りだしと言って、無垢の板を削って曲線を出していたため、高級品であり手作業に掛かる時間も膨大なため、工業製品からは程遠いものが多く存在していましたので、Yチェアの背もたれ部分を曲げ木にしたことはウェグナーの成功を後押ししましたし、
色々なバリエーションを発売することで更なる成功を収め、世界で一番売れているチェアと呼ばれるまでになったのでした。

Yチェアが売れるまでに、諸説ありますが、50万脚以上販売されているのですから、ウェグナーが巨匠たる所以なのかも知れません。

少し自分も物知りになれた気分の一日でした。




最後まで、ありがとうございます!!

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