脚物や箱物の良し悪し

北欧家具脚物と箱物の違いや良し悪し、ウォルナットテーブル
こんばんは。

家具で脚物(あしもの)や箱物(はこもの)という言葉を聞かれたことがあると思います。

脚物は、まさに脚の付いている家具の事を指します。主にテーブル、チェア、ベッド、ソファを意味します。

箱物とは脚物とは対照的に脚の無い、箱の形をしたものを指します。

チェストやタンス、サイドボード、TVボード、本棚や食器棚辺りが代表格となります。

チェストやサイドボード、TVボードにも脚はあるものもありますが、デザイン上必要なものであって

機能的には、それ程、必要なものでは無いでしょう。

個人的には、箱物にも脚のあるタイプが好きですが、脚のあるものは、脚のないものに比べて、やや強度が落ちるのは、

当然の事ですが、少しだけ注意が必要です。(そうそう壊れる設計にはなっていませんので神経質になり過ぎない程度に)

インテリアショップにいるので、色々と情報は入ってきます。

箱物なら、大川(九州)の家具が安くて、そこそこの家具が手に入るとか、府中は婚礼ダンスで有名なので

箱物なら府中でとか、脚物は四国のものが出来がよいとか・・やはり飛騨が・・とか

思わずそこの産地で出来が良いワリに、手が届く範囲のものを購入しちゃいます。

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色々な好みがあり、メーカーさんにより特色もあり、一概に地方だけでは決められないのも事実です。

現在、日本製の家具の半分程度は大川のものだと思います。

理由は色々ありますが、木材を集めるのに適している土地であるといのが大きなポイントだと思います。

日本の技術と海外の資材をうまくミックスさせて作っているので、

日本製の中では安価に出来ている場合が多いようです。今日まで大川で展示会なのですが、今回は都合により行けませんでした。

日本で最大の家具の展示会です。(色々な県から、メーカーが集まってきます)

(2015春と夏は終わりました。)

飛騨も旭川も家具で有名ですが資材が現地のものという場合も多く、非常に高価な家具になる事が多いようです。

先に出てきました、府中は昔は婚礼箪笥で有名だったため、作りが精巧で空気すら逃さないくらい精密な家具を作る

メーカーさんも多かったのです。(今は廃業などで減りました・・)

紀州や静岡、香川、愛媛も家具の有名どころかも知れません。

昔は日本中に家具メーカーさんがありました。山林の多い地域には、随分、減っりましたが、

昔ながらのメーカーさんが残っています。

タンスの良し悪しを決める一つの指針としましては、空っぽの状態でタンスの引き出しを強く閉めたときに

他の段の箪笥の引き出しが開く位、精密なタンスが、素晴らしい出来のタンスだと思います。

もちろん、チェストやタンスに物が入った状態では、そういったことは起こりません。

こういった事は流石に通販では計り知れないことですので、ショップ巡りもいいかもですが、

店舗価格で10万は軽く超える商品に、そういうものが多いようです。

ネットでは8万程度になっているものでも、そのクオリティの商品は存在しますが、

なかなか手を出しにくい価格でもあります。タンスやチェストは10年でも20年でも持ちますので、

コスパは非常に高い部類の家具と言えるでしょう。




日本の家具メーカーさんの多くは北欧家具の影響も受けたデザインも多いので、

北欧テイストの家具を日本製で探すのも面白いかもですね。(デザイナーズ家具の多くは北欧テイストの家具です。)

色々なメーカーさんがあり、和テイスト100%のものが多い産地もあったりします。

脚物(特にチェアやダイニングテーブルソファ)は、元々日本に無かったものですので、ほぼ欧州テイストだと思います。

中でも北欧家具のチェアは別格(ウェグナーやユール等の巨匠が)といえる代物ですので、やはり、日本でもそれをイメージしたものが多いです。(もちろん純和風もありますよ~)


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