北欧インテリア:座り心地の良いチェアを考える

こんにちは~

北欧家具の中でもチェアは奥が深く、過去のブログでも余り記事にしたことがなかったのです。正直、北欧インテリアの中でも、ソファよりも人と関わり合うことの多い家具だと思います。北欧ではチェアの巨匠も多く、一般的に北欧テイストと表現されるチェアで、家庭で使えて座り心地が良く、なおかつデザイン性が高いものをご紹介するのは難しかったりします。

フィンランドの巨匠、アルヴァ・アアルトやYチェアーでも有名なウェグナーの話しでもなく、最近のチェアの傾向としましては、過去の巨匠達が作ったチェアを2-3つ足して割って出来たようなデザインのものが多いようにも思います。チェアだけに個性が出しにくいというのもありますので、そこはある程度仕方がないとは思っています。多くの人が求めるチェアーは北欧テイストでありながら、お手ごろな価格で座り心地の良いものでしょう。

イームズチェアはアメリカ人の作品ですが、北欧テイストであると思います。イームズを含め北欧インテリアのリプロダクトもので、非常に安価なものがショッピングモールに多数存在しています。
もちろん、本物を購入するなら信用できる老舗のインテリアショップをお勧めします。関西でしたら「ヤマギワ」や「双葉家具」などが面白いでしょうし東京でしたら「biotope」や目黒区周辺の北欧インテリアショップ辺りは外せないでしょう。言い出すとキリがないのですが、「アクタス」「unico」(両方ともややイタリアンのインテリアも入ってます)などはテイストも幅広くてお勧めです。アンティカとモダンやリセノさんもセンスが高いと思います。

本題に戻りますが、
当たり前ですが、ワーキングチェアとは切り離させて頂きます。
座り心地の良いいすというのはどういうものなのかを考えてみますと、やはり長時間座っていても疲れないものになると思います。また、座っているだけで眠くなるほどリラックスできる椅子というのも、ある意味心地の良い椅子と言えるでしょう。椅子で寝てしまった経験をお持ちの方はいらっしゃるのでしょうか?私はあるのですが。。。。。学校の椅子でした・・笑
もちろん、そういう意味でなく眠ってしまうくらい自然体でいられて、落ち着けるチェアであれあ理想的でしょう。眠るかどうかはともかく、アームが付いている方が安心感が増すように思います。1Pソファのように落ち着けるチェアというのは非常に少なく思います。

特にロッキングチェアでなくダイニングチェアで落ち着けるとなると本当に難しいのですが、
肘が無いタイプですと下のようなチェアが好みです。作りも良く、何より全体的にバランスのいいデザインです。価格もギリギリかなぁ~?
本物に比べるとかなり抑えた価格です。

肘付きで、かなり低価格です。シリーズ累計6000台以上売れているらしいです。1万2千円台でこの雰囲気はなかなか無いでしょう。

面白いのですが、私の経験上、1Pソファでも少し小ぶりな方が落ち付けることが多いです。省スペースにもなり一石二鳥ですよね!

このシリーズEDDAは筆者もかなりお勧めです。椅子を作るには非常に手間が掛かり日本製は今は殆どありません。特に曲木と呼ばれる作業は職人技で熱いスチームに当てながらゆっくりとカーブを描いていきます。現在、国内で販売されているチェアーの多くは中国かベトナム製となります。

この技術を習得するのに時間が掛かり、日本では後継者の方が殆どいない状態なのが非常に残念です。あの美しいラインを日本人の感性で作り続けて欲しいと思います。購買されないと日本にその技術は残らないですので、何処で作られたものかを少し意識して商品をみてください。(日本製は一脚、余裕で5万円は超えるものが多いです)

最後になりましたが、座面のサイズは幅45cm程度、奥行き46cmほどあれば、一般的な体型の成人女性ならすっぽりと収まると思います。男性の場合はそれぞれに+2cmくらいです。(この場合は一般的な表記とは違い、座面のみのサイズです)
本物の北欧チェアも一度は購入してみたいですよね!




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