北欧系の色を感じる

こんばんは~

唐突ですが、北欧の色って何色を連想しますか?

多くの方は、深くは考えて無くても、自然に色を感じて生きているものです。センスがあるとか無いとかは問題ではなく毎日、自分の衣服もコーディネイトしていますよね。自分なりのトータルコーディネイトには、実は慣れているものです。また、そのセンスを誰かに褒めて貰えると案外嬉しかったりもします。自分なりに北欧系でまとめたものを「北欧っぽいね」と誰かに指摘されたりするだけでも満足感を得れることもあります。

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もちろん誰かの賛辞を得る為だけにやっている訳ではありませんので、単純に子供の頃から持ち合わせているセンスでナチュラルにコーディネイトするものなのでしょう。それが才能だったりするのかも知れませんね。子供の頃憧れた部屋を再現できたとしたら、あなたのお部屋は今以上に快適に過ごせる空間かもしれませんね。

インテリアの世界では北欧家具や北欧雑貨のセンスが高いとされていますので、デザインをする人の多くがそこを目指します。ファブリックでしたらマリメッコなんかも、北欧デザインの一つになり、デザイン学校の服飾科の方の幾人かは北欧デザインを目指された経験をお持ちなのではないでしょうか?北欧のセンスは、あくまで私の主観ではありますが、日本のセンスと似ている部分もあると感じています。IKEAなどにも、和柄ではないかと見間違えるほどのランチョンマットやお皿の柄があったり、日本人のセンスも間違いなく高いといえる一つの証となるのではと考えます。

また、北欧インテリアや雑貨の色彩センスは非常に成熟している、と常々感じます。これは、家具や照明のデザインにも言えることですが、機能美とアーティスティックなデザイン性が互いに良い影響を与え合っている製品が、やはり北欧デザインの中でも高い評価を得ていると思います。非常に考え抜かれた、完成度の高いデザインが多く存在するのも、北欧デザインの特徴です。

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使われる色にも似たものを感じます。
北欧の独特の柄と色彩を纏う食器や、マリメッコに代表されるプリント柄のファブリックなど、鮮やかであるけれど決して単純では無い深い色合いに、魅せられる北欧ファンの方も多いのではないでしょうか。
私個人としては、さまざまな表情を見せてくれる独特のブルーのバリエーションが大好きです。時には深く、時には濁って、そして時には曖昧で。色の表現というのはいつも難しくて、上手く伝わらないかもしれませんが、どのブルーも大人の色だなと感じます。同時に、これはブルーに関わらず、あたたかさへの憧れのようなものを北欧デザインの色に感じるのは、考えすぎでしょうか。テーブルを飾る食器類や、窓辺を飾るカーテン、ベッドカバーなどにお日様のあたたかな日差しを求めている、そんな気がします。

そう考えてみると、色彩感覚というのは環境によって磨かれる、より繊細になるという側面を持っているのかもしれません。陽気なハワイアンキルトの色彩には、たとえそれがブラウンのパターンであったとしても、そこに白く輝くような光を見るような気がしますし、日本独特の朱色、深い黒にも見えるような紺色には極められた洗練を感じます。そこに見るのは、ただの色ではなく心に映った色だから、見る人によって違う「色」が見えるのではないでしょうか。そして、それを感性と呼んでいるのではないかと思います。

あなたが北欧デザインに見る色はどんな色でしょうか?
冷たく凍ったシンとした空気の、雪を踏む音の、深く暗い海の、窓にボンヤリと点る灯りの、つやつやと光る磨かれたテーブルの、美しい曲線を描くチェアーの色は、どんな色でしょう。

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