無垢でも反りにくい家具


こんばんは~

やはり木材は楽しいですよね。自分の周りに木の製品があると落ち着きます。

さて、今日は無垢でも反りにくい加工法や、万一、反ってしまった場合の対処法を掲載します。

通常、無垢は接いでます。意味としましては字の通りなのですが、繋ぎ合わせて接合されています。

例えば、ナラの無垢のテーブルというのも、製材したナラを、はぎ合わせて作られています。

ナラなので着色が無ければキレイなナチュラル色で北欧系インテリアの色合いになります。(もちろん、ブラウンでも北欧テイストは一杯あります)

基本テーブルの場合は脚や幕板で反らないように工夫をされていますが、以前も書きましたように、やはり反ってしまうものです。
木に水分があり、その水分含有量の変化により反るときは簡単に反ってしまいます。特に乾燥に関して敏感な木が多いので、
冬場は気をつけましょう。日本は季節ごとの湿度が大きく違うのでその辺りも加味して考えてください。

昨日のブログでもあったような無垢の床も、よく反ります。木を扱う人間にしますと木が反ることは、至極当然のことと思いますが、一般の方に取ると、これだけ高価だったのに・・・

と反ることが、非常に悪いことであるとの印象を持たれてる方も多いようです。

反るのが嫌いな人の場合は購入前に反りにくい工法で作られている家具を選ぶ事が大切になると思います。

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こういう風に木と木が歯車のように噛み合っているような工法がロッキング加工と呼ばれるものです。テーブルだけに限らずこの工法は反りに対して、有効的といわれています。実際、私の所持している家具は違う種類の木材と接いであるのですが、この様な工法と日ごろの手入れなどにより、反りをかなり抑えています。
奥に見えるのが幕板と呼ばれる板で、通常テーブル天板の裏面にかなりの確率であります。幕板が大きすぎると不恰好になりデザイン性を損なうので見えにくい場所に配置されていることが多いです。
また、軽く反った後にでも幕板になる木や金具を取り付けるのも良いでしょう。

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このままずっと平行なままの板は殆どありません。余程、運がよいか木の性質的に反りにくいというのはあります。半年もしなくても、反りまくりです。もちろん、天然乾燥等で反りにくいように水分を飛ばしたりします。実際は脚があったり、チェストやシェルフなら横板があり、反りを抑制してくれます。それでも反るのが普通です。結局はどれだけ反りにくくするかということなのです。

利点は一生使えるテーブルやチェストになりうるというところです。

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もし反ってしまったら、強行手段のように思えますが、この業界ではよく見かける光景です。アイロンを掛けてしまい熱により凹凸を直すということが、出来ることもあります。熱を掛けすぎると木への損傷が激しくなりますので、慣れてられない方はプロに任せましょう。

結論的には、反ってもよいと思うか、あまり反らないように購入前に加工法や手入れも含め検討するか、木ではなくシート(木目のプリント強化紙)にしてしまうかになると思います。シートでも芯材は木ですので、絶対に反らない訳でもありませんのでご注意ください。

以上です!前回の反りに関しての記事へ

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