こんばんは~
憧れの無垢の床にしたいけど、手入れが大変だったり施工にお金がかかりそうと多くの人が考えるでしょうし、
それが決定的に間違っているとはいえないのです。突板で出来ている床よりは手入れも必要ですし、価格もするでしょう。
でも、それだけのお金と手間を使っても手に入れたい魅力がそこにはあるからこそ、無垢の床のに憧れる人が多いのでしょう。
実際にはお金がかかると言いましても、今ある床を無垢にするからお金がかかるわけでして、家を作る段階から無垢にしておけば
家全体にかかる価格の中では、実は気が付かないレベルでの価格差でしかない事も多くあります。
ただ、良く使われる既成の床ではないため、建築の施工業者さんによれば価格を大幅に上げて提示してくることもあります。
珍しい木材の場合はネットで購入の方が安価になりやすい傾向があります。(ネット木材店には珍しい木材が多いため)
一度に同じ種類のトイレやユニットバスを仕入れれば安くなりますが、そうでなければ価格があがり手間もかかるということなのでしょう。
でも、折角木製の北欧インテリアを沢山持っている(購入予定)のなら、やはり木の床が一番良いですし、無垢材が床には適しているでしょう。
また、天然木ならではの温かみとナチュラル感はそこで育つ子供の知育にもいいのではないでしょうか?
少なくともいつも肌で自然と触れ合っている事は間違いがありません。
では、一体なにを間違えるといけないのかといいますと、
簡単に言ってしまえば、施工業者さんと時期と木材の種類によるところが大きいです。
フローリングのウッドは殆どの確率で海外製で特に中国で加工されているものが多いのです。
年々、加工が上手くはなっていますが、製材するまでの期間にスチームと熱で木の中に当然いるであろう虫を殺す過程があるのですが、
その熱処理の時間が短かったり、温度が足りず、成虫は死んだとしても卵が残ってしまうといった事が稀にあります。
もちろん、日本の材料でも木は天然ですし、虫がいるのは当然ですが、圧倒的な確率で日本での害虫の処理率は高いです。(100%ってことはありません)
今は海外製でもあまりありませんが、たまごから孵った虫は木が好きな虫が多く、柔らかな部分を殆ど食べてしまいます。
フローリングになる木材を薬剤まみれにすれば虫は死に絶えますが、それをすると天然である意味がなくなります。
実際に建材と殆ど同じと考えれば確率は相当低いのですが、あまり柔らかく虫が好むタイプの木は避けるべきでしょうし、
海外でのみ取れる木材もフローリングにはあまり向かない場合もあります。
でも、魅力を感じた木が海外の種類でしたら、施工する季節を出来れば暖かくなった4-5月頃とすることで、万一木材に卵があったにしても、成虫になり床になる前に発見されます。
木製品には当然のリスクなのかも知れませんが、そういったことも念頭に置きながら施工を考えると間違いがないでしょう。
また、そういった場合の補償は通常ありますので、施工業者さんに一度伺ってから、美しい無垢の床にすることが
一番いいのではないでしょうか?
考えすぎるほどのことでは無いのかも知れませんが、虫が苦手な方はそういったことも加味しながら季節や木材の選定をすることをオススメします。
木の中のことですので運も大きくあることもありますが、折角でしたら楽しく無垢のフローリングを楽しみたいですしね。
手入れは無垢専用のワックスを半年に1度程度、軽くかけることが大切ですので、大掃除などのついでにするのが掛け忘れが無いでしょう。
部屋も片付けることもできますので一石二鳥です。
色々な手間がありながらも、それでも欲しいと思わせる魅力があるのが無垢の床でもあります。
多くのインテリアショップや家具屋さんは床を無垢にすることで、北欧家具や雑貨をより魅力的にディスプレイされています。
それほど、木のフローリングには空間を引き立てる力があるのです。